130㎜(トリミング) F/6.3 1/2500秒 ISO-800
2020年11月3日 神戸電鉄有馬線 箕谷~谷上

神戸は港湾都市というイメージですが、それは市内全域のごく一部。同じ神戸市とはいえ大半は内陸や山の中に住宅があり、私も同じく自然環境に恵まれた街に住んでいます。海が近い都市中心部では夏涼しく冬温かい。それが神戸の気候。しかしながら、六甲山を挟んで北側に位置する北区では、一段と冷え込みます(^皿^;)

そんな我が街にも「食欲の秋」を感じさせる風景を見つけ、ワンカットを収めてきました!!

2枚窓の先頭車両が減少する中、神戸電鉄では今も健在。眼鏡の様な顔が、愛嬌ありますね。

 

 

 

トリミングを活用

さて、写真は構図が重要な要素の一つとなりますが、この一枚におきましてもポイントがありました。それは、トリミングです。

当初私は、今回のテーマ「秋の味覚」である柿の木を出来るだけ多く入れたかったので、より左寄りの構図をとっておりました。しかしながら、写真の通り電線が多く映り込み画面全体がうるさくなってしまいます。そこで、電線が入った部分を切り取り、スッキリさせました。

鉄道写真界での巨匠である中井精也先生が「写真は引き算」と仰っております様に、画面内には出来るだけ要素を少なくする事に努める様にするとよい構図になると言われます。現在のデジカメではトリミングという便利なツールがあるので、存分に活用し、良い写真に仕上げていくのも大切な作業です。

そのためには、撮影段階で若干のゆとりを持った画角、つまりはイメージするカットよりもやや広角寄りで撮影すると後々修正が利くので、失敗が少なくなります。余計な物が映り込んでいたとしても、後で切り取ってしまえば、それが仕上がりの作品になりますので。

でも、あまりやり過ぎると画質が落ちてしまうので、ご注意を・・・(^^;)